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Table of Contents
  Chapter 1
  Chapter 2
  Chapter 3
  Chapter 4
  Chapter 5
  Chapter 6
  Chapter 7
  Chapter 8
  Chapter 9
  Chapter 10
  Chapter 11
  Chapter 12
APPENDIX A
APPENDIX B
APPENDIX C
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計算方法の選択
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MMFFはMMFF94分子力学モデル(Merckの力場)PM3とは半経験的分子軌道モデルのPM3モデル。HF/3-21GやHF/6-31G*はそれぞれHartree-Fockのモデルで3-21Gと6-31G*の基底関数を使用した事を示しています。


Task(ジョブの内容)について
i)

有機分子の平衡構造については、全てのモデルが良い結果が得られます。また遷移構造についても適用不可なものを除き、良い結果が得られます。MMFFとPM3のモデルはしばしは非常に良い構造を得ることがあり、良くない構造を求めることはまれであるため構造を求める場合に使用可能であれば何でもためしてみるべきでしょう。少なくともさらに高精度の計算(Hartree-Fock以上の)をする場合には、その初期構造としてこれらのモデルで事前に構造最適化したものを採用するべきでしょう。

HF/3-21GとHF/6-31G*は遷移金属が入った分子では信頼できる構造を求めることはできません。この場合はPM3のモデルを使用しましょう。

ii)
MMFFのモデルは有機分子の配座によるエネルギーの差について非常にすぐれた結果を得る事ができます。PM3やHF/3-21Gは安定配座のエネルギーやその構造を求めるのに適していますが配座間のエネルギー差の評価では必ずしも良い結果は得られません。有機分子の配座間のエネルギー差の評価にはHF/6-31G*モデルの使用が適当と考えられます。
iii)
HF/6-31G*は一般的に結合を生成したり切ったりする反応を除けば非isodesmic反応のエネルギーの評価ができると考えられています。HF/3-21Gでは充分な結果はえられません。isodesmic反応についてはHartree-Fockの二つのモデルともエネルギー評価に関しては良い結果が得られます。

HF/3-21GもHF/6-31G*いずれも活性化エネルギーの計算をした場合、その数値的な評価は受け入れられるようなものではありません。しかし、相対活性化エネルギーに関しては非常に良い結果を求める事ができます。

PM3のモデルはisodesmicを含む全ての反応のエネルギー評価をする場合に満足いく結果を求める事はできません。