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Scope of this Guide
What's New in Spartan'04
Table of Contents
Section I
  Chapter 1
Section II
  Chapter 2
  Chapter 3
  Chapter 4
  Chapter 5
  Chapter 6
  Chapter 7
Section III
  Chapter 8
  Chapter 9
  Chapter 10
  Chapter 11
  Chapter 12
  Chapter 13
  Chapter 14
  Chapter 15
  Chapter 16
  Chapter 17
Appendix:
A B C D E F G H I



Chapter 5 - 有機反応
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熱力学的支配 vs. 速度論的支配

化学反応は反応条件によって異なる生成物を与えます.高温・長時間の反応条件下では最も安定な("熱力学的な")生成物が有利になり,低温・短時間の反応条件下では最も容易に生成する("速度論的な")生成物が有利になります.例えばシクロペンタジエンと無水マレイン酸のDiels-Alder環化付加反応における速度論的生成物はエンド付加物であると知られており,より混み合っていないエキソ付加物は熱力学的生成物と考えられます.

ここではPM3半経験的モデルを使ってendo及びexo内転を導く反応座標系を得る演習を行います.それから(オプションとして)より信頼性のある結果を得るためにHartree-Fock 3-21Gのモデルを使用して一点エネルギー計算により活性化エネルギーの差(相対活性化エネルギー)を得る作業を行います.
 
1.
シクロペンタジエンと無水マレイン酸のDiels-Alder反応のエンド付加物を作成し,エネルギー最小化を行います(CS対称構造).
   
2.
GeometryメニューからConstrain Distanceを選択し(またはGeometryツールバーからアイコンをクリックします),構造中の結合 "a" と"b"をクリックします.それぞれに対して,画面右下のアイコンをクリックします(に変わります).
   
3.
DisplayメニューからPropertiesを選択し,結合"a"に対する固定マーカーをクリックします.Constraint Propertiesダイアログが現れ,"Value"の右側のボックスの固定された"a"の結合距離は1.54Åになっています.そのボックスに"1.5"と入力しEnter keyを押して結合距離を1.5Åに変えます.ダイアログ中のDynamicをチェックします.これによってConstraint Propertiesダイアログが,固定値が1つのものから,連続的に変化することができるダイアログに変わります.